連休中

昨日から3連休中。


金沢にもだいぶ慣れ、公休残もたまりまくっているので今回のシフトは休みをきっちり取った。
冬期休暇も合わせて3連休が2回もある。


今日は本を3冊買い、ドラマのDVDを借りた。
本を買うと何だかとてもわくわくした気になる。
読書は昔から好きなのだが、最近は本から得る知識・感動にかなり期待している。


本の内容はおいおい記載するとして、
今回借りたDVDは「アットホーム・ダッド

アットホーム・ダッド DVD-BOX

アットホーム・ダッド DVD-BOX

あったかいし、ちらりと泣けるね。
俺は自称だが仕事も頑張っている、家事も出来るだけ頑張る夫なので、
仕事一筋に生きてきた男、主婦・主夫の気持ちもなんとなくわかる。
プラス娘が加われば楽しめないはずがないドラマ。 
毎回終了間際にほろりと涙が出てしまう。


このドラマには内容とは別に少し思い入れがある。
このドラマが放映されていた当時、ちょうど俺は入社した頃だった。
期待と不安に胸を膨らませて俺は銀座本店にいた。
中でも一番仲が良かった同期とこのドラマについてよく話した。
このドラマを見て思い出すのはそいつのこと。


そいつは今現在考えてもすげー奴だった。
俺は性悪説なので人はネガティブな感情に支配されやすいはずといつも思っているが、彼女は違った。


入社時、新入社員30名に対し、銀座本店配属が確か12.3名いた。
同期がそんなに固まることも滅多にないが、
新入社員の同期ということで仲のいい6.7名でよく飲みに行っていた。
話題はいつも愚痴。
ブライダルということで「華やか」とか「人を幸せにする」とか
いい部分だけ見て入ってきた輩は営利団体としての本質について来れなかったようだ。
例えば、他のお店を見たいというお客様に何でクロージングしなくてはいけないのか?
そんな子供みたいな愚痴を会社も良く知らない段階のガキどもが酔っ払って言い合ってた。


俺らの会社は結婚する人を幸せにし、その人たちからお金をもらって成り立っている。
働いている俺らはもちろんその会社から給料をもらっている。
会社が成長しつづけるために販売員が出来ることはお客様に自社の製品を買って(選んで)もらうことである。
俺らは高い買い物をしていただくわけだから、その金額以上の満足をお客様に与えなくてはいけない。


お客様が他を見たいって言ってるのに何ですぐ帰しちゃいけないわけ〜!
なんてみんなでよく愚痴っていたが、
俺は全くそうは思わなかった。
給料もらっているくせに、よくそんなこと言えますねと思った。
「他も見て検討したいんで。」「そうですよね。わかりました。」
なんてやり取りは販売員じゃねぇ。


いつも飲み会は愚痴を聞くだけでつらかったが、一人だけ愚痴を言わない奴がいた。
終始愚痴を言って終わるみんなの中でそいつだけは違った。
よく二人で飲みなおしてこれからどうやって頑張っていこうか話した。


今まで会った人の中で尊敬できる人は同年代は数少ない。
同い年ではダントツですごいポジティブで尊敬できる人間だった。


銀座本店から俺は新宿店に、
彼女は横浜店に、
さらに俺が新宿から富山に異動になったとき、
彼女はバイクで事故って腰を痛め退社していった。


今まで同期は何人も辞めたが、こいつが辞めた時だけはマジへこんだ。
事情が事情なだけにとめることも出来なかったが・・・。


そいつにはかなり影響を受けた。
同い年に珍しく嫉妬するくらい魅力的な人間だった。



アットホーム・ダッドを観て、
かみさんはやっぱ大変だなと思った。
やっぱ手伝えることはしなくては!!
それから入社当時とそいつのことを思い出し、
ちょっとだけ頑張らねばと思った日でした。